文章基本信息
- 标题:踵骨の距骨関節面の形態変異についてI
- 本地全文:下载
- 作者:田中 健太郎 ; 澤田 純明 ; 坂上 和弘 等
- 期刊名称:Anthropological Science (Japanese Series)
- 印刷版ISSN:1344-3992
- 电子版ISSN:1348-8813
- 出版年度:2004
- 卷号:112
- 期号:2
- 页码:85-100
- DOI:10.1537/asj.112.85
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:踵骨の距骨関節面にみられる形態変異の形態学的意義や機能的意義については,いまだ統一された見解が得られていない。本研究では,性別と年齢が既知である現代日本人成人骨格標本を用い,踵骨の距骨関節面をSingle Facet Type, Continuous Type, Demarcated Type, Separate Type, No Anterior Facet Typeの5型に分類して形態学的分析を行った。その結果,1)出現パタンに強い左右の連関が認められた;2)出現頻度に左右差はみられなかった;3)出現頻度の性差には5%水準で有意差が認められた;4)出現頻度に年齢差はみられなかった;5)踵骨と距骨の関節面形態は各分類型でほぼ一対一の対応関係を示した;6)前・中距骨関節面はContinuous Typeで浅く,Demarcated Type, Separate Typeの順に深くなるという所見が得られた。これらの結果に先行論文の知見を踏まえると,踵骨の距骨関節面の形態変異が遺伝的背景の濃い“形態小変異”のひとつであるとしても,その機能的側面を無視することができないことが示唆された。
- 关键词:calcaneus;踵骨;talar joint facets;距骨関節面;variation;形態変異;classification;分類;modern Japanese;現代日本人