文章基本信息
- 标题:CT画像による近代日本人上顎洞の形態に関する研究
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- 作者:静島 昭夫 ; 松野 昌展 ; 金澤 英作 等
- 期刊名称:Anthropological Science (Japanese Series)
- 印刷版ISSN:1344-3992
- 电子版ISSN:1348-8813
- 出版年度:2006
- 卷号:114
- 期号:1
- 页码:35-43
- DOI:10.1537/asj.114.35
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:本研究は頭蓋のX線CT(Computed Tomography)画像から上顎洞の形態やサイズを計測し,分析を行なったものである。近代日本人女性乾燥頭蓋42体84側(平均年齢38.9歳)を資料として,CT装置による撮影を行ない,得られた画像から画像解析ソフトによる上顎洞の前後径,高径,幅径,体積の計測を行ない,本研究と同様の機器・手法で行われた同時代の日本人男性乾燥頭蓋に関する計測結果(野木・金澤,2001; 野木,2002)との比較を行なったところ,前後径,高径,体積の各項目において,男性の上顎洞よりも女性の上顎洞のほうがサイズは小さかった。主成分分析を行ったところ,上顎洞の大きさの変異は第1主成分のサイズファクターで説明されることがわかった。頭蓋の直接計測値との相関については,体積が顔長,頭蓋最大幅,上顔高との正の有意な相関があり,前後径と頭蓋最大長,高径と顔長に有意の相関がみられた。上顎洞底部の形態を大きく3つのタイプ,「ラウンド型」「フラット型」「イレギュラー型」に分類したところ,ラウンド型は他のタイプと比較して全体の体積が小さく,イレギュラー型は大きかった。年齢や歯の残存状態と上顎洞のサイズとの関係をみていくと,20歳代,完全歯列の上顎洞はサイズが最大で,50歳以上,無歯顎へと移行していくにしたがってサイズは減少していった。
- 关键词:maxillary sinus;上顎洞;modern Japanese;近代日本人;CT;sexual dimorphism;性差