文章基本信息
- 标题:双生児モデルによる上顎側切歯の退化に関与する遺伝・環境要因の分析
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- 作者:近藤 信太郎 ; 松野 昌展 ; 二神 千春 等
- 期刊名称:Anthropological Science (Japanese Series)
- 印刷版ISSN:1344-3992
- 电子版ISSN:1348-8813
- 出版年度:2010
- 卷号:118
- 期号:1
- 页码:1-10
- DOI:10.1537/asj.118.1
- 出版社:The Anthropological Society of Nippon
- 摘要:歯の形態に関与する遺伝・環境要因の分析は双生児法による研究が多数報告されてきた。この方法は遺伝子を100%共有する一卵性双生児(MZ)と約50%共有する二卵性双生児(DZ)とを環境変化のもとで比較することで遺伝性を検討する。肉眼的観察により上顎側切歯退化を大きさと形に分けて評価した。退化した場合を(+),退化がない場合を(−)として,左・右側および双生児ペア内で比較を行い,両方が退化した場合(++)の一致率を検討した。双生児ペア間の一致率はMZの方がDZより高かったが,MZの一致率は50~60%であったことから環境要因が強く関係している。また,大きさの方が形より一致率が高く,遺伝性が高いと考えられる。最近の研究から一卵性双生児における形質の不一致は胎生期の栄養供給の不均衡による成長の違いやエピジェネシスの可能性が指摘されている。本研究で環境要因の影響と推測した中にはこうした要因も含まれている可能性がある。
- 关键词:twin model;双生児モデル;quantitative trait;量的形質;epigenetics;エピジェネティックス;compensatory interaction;補償的成長;inhibitory cascades;抑制カスケード