文章基本信息
- 标题:育児期女性の妊娠・出産時と将来のキャリア選択の希望に関連する要因:就業形態による検討
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- 作者:飯田 麻衣子
- 期刊名称:日本家政学会誌
- 印刷版ISSN:0913-5227
- 电子版ISSN:1882-0352
- 出版年度:2022
- 卷号:73
- 期号:5
- 页码:235-245
- DOI:10.11428/jhej.73.235
- 语种:Japanese
- 出版社:The Japan Society of Home Economics
- 摘要:本研究は育児期女性221名を対象に, キャリア選択の分岐点である妊娠・出産時 (過去) と育児がひと段落する頃 (将来) におけるキャリア選択の希望内容と希望実現が, 本人の心理的要因や規範意識, 家族との関係性といった要因によって規定されるのかについて, 就業形態を含めて検討した. 質問紙により, 過去と将来のキャリア選択の希望内容と希望実現, 時間的展望, 平等主義的性役割意識, 個人領域意識, 公的自意識, 夫婦間役割調整対処行動, 就労への家族の非受容的態度について尋ねた. 分析の結果, フルタイムの女性では平等主義的性役割意識が高いほど, 将来フルタイム職を選択し, 時間的展望の『現在の満足感』が高いほど, 将来のキャリア選択の希望が実現しそうだと考えることに寄与する可能性が示された. また専業主婦の女性では, 時間的展望の『現在の満足感』が高いほど, 将来のキャリア選択の希望が実現しそうだと考えることに寄与する可能性が示された. パートタイムの女性については, 今回の要因とキャリア選択の希望との関連は示されなかった. 本研究より, 育児期女性のキャリア選択の希望実現は, 育児優先の生活や育児とフルタイム労働との両立生活への満足感によって規定される可能性が示された. 一方で, その満足感が母親としての規範意識の中で構築されたものである可能性は否定できず, 今後はジェンダーによる意識の違いや労働条件などの男女格差が育児期女性にどういった影響を与えているのかを含めて検討していく必要がある.
- 关键词:育児期女性;妊娠・出産時 (過去);将来;キャリア選択の希望