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  • 标题:北海道産米の澱粉の分子構造と性質
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  • 作者:五十嵐 俊成 ; 花城 勲 ; 竹田 靖史
  • 期刊名称:Journal of Applied Glycoscience
  • 印刷版ISSN:1344-7882
  • 电子版ISSN:1880-7291
  • 出版年度:2008
  • 卷号:55
  • 期号:1
  • 页码:5-12
  • DOI:10.5458/jag.55.5
  • 出版社:The Japanese Society of Applied Glycoscience
  • 摘要:

    澱粉の分子構造と糊化特性を北海道米「ほしのゆめ」,「きらら397」,「彩」を秋田米「あきたこまち」と比較して解析した.北海道米3品種の澱粉の結晶型はCa型,「あきたこまち」はA型を示した.真のアミロース含量は,「ほしのゆめ」,「きらら397」が18%で「彩」,「あきたこまち」より約2%高かった.RVAによる熱糊化特性は「ほしのゆめ」,「きらら397」で最高粘度が低く,ブレイクダウンが小さく,冷却時の粘度増加が高いが,「彩」,「あきたこまち」は最高粘度が高く,冷却時の粘度増加は低かった.アミロースのヨウ素親和力は「ほしのゆめ」,「きらら397」が約19で「彩」,「あきたこまち」よりわずかに小さく,数平均重合度(DPn)は「ほしのゆめ」と「きらら397」が「あきたこまち」とほぼ同じ(~900)で,「彩」(~1000)がやや大きかった.平均鎖数は2~3であった.数分布は北海道3品種とも「あきたこまち」より広かった.アミロペクチンのヨウ素親和力は「ほしのゆめ」,「きらら397」が0.5で,「彩」,「あきたこまち」より2.5倍高く,DPnは「あきたこまち」(9400)が最も大きく,「彩」(7600)が最も小さかった.平均鎖長は北海道3品種が19で「あきたこまち」より1-2残基短く,β-アミラーゼ分解限度は「あきたこまち」よりわずかに高かった.アミロペクチンLC含量は,「ほしのゆめ」と「きらら397」は「あきたこまち」に比べて約3.5倍であった.以上のことから,「彩」は見かけのアミロース含量が「あきたこまち」と同じ程度で,他の北海道品種に比べ冷却時の粘度増加も改善されているが「あきたこまち」よりも高く,熱糊化特性の差異の要因としてアミロース分子量分布やアミロペクチン鎖長分布の影響が示唆された.したがって,今後の良食味育種では低アミロース含量の選抜に加えて澱粉の分子構造に着目し,特にアミロペクチン超長鎖(LC)の少ない品種選抜が必要と考えられる.

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