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  • 标题:植物細胞壁多糖の微細構造解析と機能に関する研究
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  • 作者:加藤 陽治
  • 期刊名称:Journal of Applied Glycoscience
  • 印刷版ISSN:1344-7882
  • 电子版ISSN:1880-7291
  • 出版年度:2008
  • 卷号:55
  • 期号:1
  • 页码:35-43
  • DOI:10.5458/jag.55.35
  • 出版社:The Japanese Society of Applied Glycoscience
  • 摘要:

    植物細胞壁の主要ヘミセルロース,キシログルカンとグルクロノアラビノキシランの構造と機能に係わるわれわれの研究を紹介する.(1)キシログルカンの機能を解明する上で,微細構造解析は重要である.双子葉植物にみられるキシログルカン構成オリゴ糖の迅速定量法を確立した.この方法を用い,各種野菜・果物のキシログルカンの微細構造を調べ,幾つかの新たな知見を得た.また,一般の双子葉植物のキシログルカンとは構造を異にするナス科植物とイネ科植物のキシログルカンの構造を,キシログルカンに特異的に作用する酵素を用いて解析した.ナス科植物のキシログルカンではβ-1,4- D -グルカン主鎖の置換されていないGlc残基の配列は規則性が非常に高いが,イネ科植物のキシログルカンでは規則性がないことが明らかとなった.さらに,リンゴ果実の生育過程におけるキシログルカンの構造変化をオリゴ糖単位で明確に示した.(2)トウモロコシ暗発芽幼植物細胞壁に直接キシラナーゼを作用させてフェルラ酸を有するグルクロノアラビノキシランを得,詳細に構造を解析した.また,フェルラ酸と多糖の結合位置を調べた.フェルラ酸含有グルクロノアラビノキシランの役割の一つとして,イネ培養細胞を使用した研究から,細胞の大集塊化(接着)に関与していることを明らかにした.また,麦根と米糠から調製したフェルラ酸含有オリゴ糖はがん細胞増殖抑制作用を有する可能性を示唆した.

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