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文章基本信息

  • 标题:高校入学者選抜法に関する一考察
  • 作者:波多野 誼余夫
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1960
  • 卷号:8
  • 期号:2
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:神奈川県横浜市市立M高の昭和32年度入学者350名について, その第1学期における主要5科目の成績を基準として妥当性を算出し, さらに, 学区内の4つの中学校からの進学志望者が, 選抜のさいに公平に取扱われているかいないかを, 向上指数の点から検討した。M高の選抜法の妥当性はきわめて高かつたが, 同時に向上指数の平均において, 4つの中学の間には有意な差が認められた。これは, 主としてある中学においては, 成績の基準が甘すぎるので, ナマの成績をそのまま用いるM高の選抜法によつて, 有利に扱われるためであると考えられた。この点から, 及び基準との相関の上からいつて, 中学での成績を尺度化しておくことがのぞましいと考えられた。尺度化された中学での成績は, 他の選抜の資料である2種の学力検査にくらべてかなり高い妥当性を示した。中学での成績が高い予測力をもつであろうということは, それを用いないで, 選抜を行つている東京都都立S高の方法の低い妥当性によつても支持された。
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