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文章基本信息

  • 标题:食品製造プロセスの合理的な設計法の確立に関する基盤的研究
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  • 作者:松野 隆一
  • 期刊名称:日本食品工学会誌
  • 印刷版ISSN:1345-7942
  • 电子版ISSN:1884-5924
  • 出版年度:2004
  • 卷号:5
  • 期号:1
  • 页码:1-10
  • DOI:10.11301/jsfe2000.5.1
  • 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
  • 摘要:

    食品製造・加工プロセスの合理的な設計法確立を目指して, 大別して, 3つの方向の研究を行った.第一の方向の研究は, プロセスの上流の設計に関するもので, 食品関連物質の酵素合成を有機溶媒中で行うものである.対象物質として, 甘味料アスパルテームの前駆体, 必須アミノ酸よりなるオリゴペプチド, 可食性界面活性剤を取り上げた.第二の方向の研究は, プロセスの下流操作のうち, 分離操作である液体クロマトグラフ, 濃縮操作である凍結乾燥の設計法に関するものである.第三の方向の研究は, 目的達成型研究である.目的は, それ自身高い機能をもった脂質を, 可食性高分子を包括剤として粉末化し, 機能をさらに高めることとした.多価不飽和脂肪酸よりなる脂質の酸化を抑制するという, 脂質が主役をなす研究と, 中鎖脂肪酸よりなる脂質を油相とするW/O/W型エマルションを調製し, 内水相に閉じ込めた親水性機能性物質の腸管吸収を高めるという, 脂質が脇役となる研究を行い, 成果を得た.さらに, 上記の研究を含めた長い研究過程において頻繁に経験した, 共通的物理化学的現象について紹介した.それらは, 周囲の分子や官能基との多様な相互作用を伴う際の, 化学反応の物理化学的モデルとエンタルピー・エントロピー補償効果である.

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