文章基本信息
- 标题:医学図書館
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- 作者:裏田 武夫 ; 津田 良成 ; 雨宮 祐政 等
- 期刊名称:医学図書館
- 印刷版ISSN:0445-2429
- 电子版ISSN:1884-5622
- 出版年度:1968
- 卷号:15
- 期号:2
- 页码:106-127
- DOI:10.7142/igakutoshokan.15.106
- 出版社:The Japan Medical Library Association
- 摘要:各館が採用している分類表の如何を問わず, 現在, 分類・目録業務に従事している現場の職員としては, 何らかの形で毎日の整理作業を処理してきているので, 特に講習会で指導をお願いしたいような問題はないという空気であったが, これは分類・目録作業の性格上絶対的に正確でなければ図書館運営上困難をきたすというものではないという点に起因しているようである。しかしながら問題が皆無ではない。 一例をあげるならば, 近年とみに多くなったモノグラフ形式で出版されるProceedingsの取り扱いがある。会議の記録として出版されたものの標題紙の記載は, 実に様々であるが, アトランダムに20冊の図書を取り出して標題紙を検討してみたところ, その記載の方法が12種類もあった。 (記載順) 1. Proceedings of Conference及びTitleの記載 2. Proceedings of Conference, Title及びEditorの記載 3. Proceedings of Conference on主題またはテーマ 4. Proceedings of Conference on主題またはテーマEditor 5. Proceedings of Conference on主題またはテーマおよびTitle 6. Proceedings of Conference of主催団体名 7. 主催団体名, Proceedings of Conference, およびTitle 8. 主催団体名, Title, Proceedings of Conference on主題テーマ 9. Title, Proceedings of Conference of主催団体名およびEditor. 10. Title, Proceedings of Conference, Editor. 11. Title, Proceedings of Conference. 12. Title, Editor, Proceedings of主催団体名 これらについて主記入の選び方を考えてみると次のものがある。 1. 編者 2. 会議名 3. 主催団体名 4. 書名 (Title) 5.Proceedings 参考のためNLMのカタログを見ても, はっきりした統一性はなく, 編者を主記入に立てている場合もあれば, 主催団体名, シンポジューム名の場合もある。これが悩みの種となるわけである。 分類・目録係としてではなく, 逆に研究者の立場で, これらの出版物のReferenceにこおける引用のされ方を見ると, これまた種々様々である。ある者は編者で, またある者は会議名で引用している。 したがって整理者側は, 主記入の立て方はともあれ, 詳細な件名, 編者, 議長名, 会議名, 主催者団体, スポンサー, 議事録名等できるだけ多方面からReferされても支障を来たさないように配慮しなければならないであろう。 ともあれ, 研修または講習会の中に目録・分類のコースを入れるとすれば, 主要目録表, つまりNLM, NDC, UDC, DDC別に実物を使って実習をするような形式のものにして欲しいということであった。