文章基本信息
- 标题:逐次刊行物の蔵書点検と相互協力
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- 作者:菊地 耕作
- 期刊名称:医学図書館
- 印刷版ISSN:0445-2429
- 电子版ISSN:1884-5622
- 出版年度:1973
- 卷号:20
- 期号:4
- 页码:320-330
- DOI:10.7142/igakutoshokan.20.320
- 出版社:The Japan Medical Library Association
- 摘要:情報量の増加によって, それらを受入れ整理し利用者に提供することを業務とする我々図書館員の身辺は, 確実に騒々しくなってきた。それは, 図書館にも年々厖大な量の情報が蓄積されつつあることに大きな原因がある。 しかし, 収集する量は即時にその図書館だけを利用すれば間に合う充分な量とは断定できず, むしろ, 限られた予算内での資料の受入れ範囲は限度があり, 増加の一途をたどる情報を満足に収集できないのが最近の図書館の現状である。 図書館間の相互協力制度は, このような現状から, 関係者の尽力によって設立, 実施され今日に至っている。その活動は年々増加しつつあり, この制度なくしては図書館活動は, あり得ないほどになっている。 図書館業務には, 蓄積された資料がいつでも利用できるための, 整理, 管理, 運用といったものがあり, これらの業務は, 常に図書館利用と直接, 間接を問わず重要な関係を保ち続けているのである。 この拙文は, このような図書館業務から, ふつう雑誌と呼ばれている逐次刊行物の蔵書点検 (以下点検という) と相互協力について取り上げたが, 当館で実施した点検の経過を中心に記し, 最後に相互協力と関連づけてみた。 一方, 点検の経過をこのようにまとめることによって, 今後より充実した点検の改善を見出すための反省の資料としたい目的があった。 結論としては, 各図書館に蓄積されつつある資料を定期的に点検し, 蔵書構成の最新状況を常に把握しておくことは, 学内, 学外を問わず, 利用者の基本的サービスの条件であり, 点検が今後の相互協力充実に一層重要な業務となって反映されるというところにとどめた。 また以上の内容の他に, 相互協力組織を活用し, 協力館共通の点検方法を検討できないかということを, 二・三の例をあげて記述した。 例えば, 点検カードの共通化, 点検カードの提出の義務化, 点検カードのコンピューター処理への適用化, 点検カードを集中管理する機関の設置などである。