文章基本信息
- 标题:整理面における相互協力
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- 作者:田中 芙美子
- 期刊名称:医学図書館
- 印刷版ISSN:0445-2429
- 电子版ISSN:1884-5622
- 出版年度:1973
- 卷号:20
- 期号:4
- 页码:331-347
- DOI:10.7142/igakutoshokan.20.331
- 出版社:The Japan Medical Library Association
- 摘要:日本医学図書館協会の整理上の相互協力の一つとして, 医学文献センターの通称“医学洋書総合目録”をとりあげた。ここでは, 従来, なんら規程のなかった収録範囲上の問題について, とくに, a) 医学雑誌総合目録, 第5版, および, b) 現行医学雑誌所在目録において雑誌扱いされているタイトルの医学洋書総合目録への表われ方を数タイトルのa), b) への情報提供との関係を中心に分析した。 その結果, 単行本扱いした館の同一タイトルの両目録への情報提供作業の一貫性の欠如, 乱れを指摘した。この原因を追求した結果, すでに雑誌の目録編成の段階でも1969年頃から問題点として指摘されているが, 単行本の総合目録の側から見ても, 全く同様に“何を雑誌とし, 何を単行本とするか”から,“誌名の標準化”が急務であることが明らかである。つまり, 協会の姿勢として“雑誌扱い”したものは, 雑誌の方へ情報提供をしぼることを考えるべきではないか。 この点から, 協会が各館の指針を示し, 標準化の促進と, その第一歩として, 協会の“Vital Notes”の拡充を計ることを提案した。これらの実現のために, この界の権威ある人々による“標準化委員会”の如きものの編成を希望する。この“標準化”を基礎としてはじめて真の意味の日常の受入れ, 目録から資料管理全般, さらに情報提供, 利用など一連の相互協力作業の組織化の第一歩が可能となるのではないだろうか。そして, さらに, 前出の三つの目録類の問題点と分析を基礎とし, 医学雑誌総合目録, 第6版の機械編成上の問題点とからんで, 新しい時代の各種目録の再検討をし, 位置づけを明確にすることこそ, 相互協力の充実の核となろう。