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文章基本信息

  • 标题:正常児と精神薄弱児の3選択弁別学習の習得と消去におよぼす言語強化の組合わせの効果
  • 作者:松田 伯彦 ; 松田 文子
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1969
  • 卷号:17
  • 期号:1
  • 页码:13-22
  • DOI:10.5926/jjep1953.17.1_13
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    言語強化の5つの組合わせ, すなわちRW, RNw, NrW, RNおよびNWの効果を, 精神薄弱児とほぼ精神年令の等しい正常児に, 3選択弁別学習の習得と消去を行なわせることにより調べた。 その結果, 習得水準 (1ブロック9試行全正反応) に達するまでの試行数は, 両被験者群間に有意差なく, 言語強化群間にも有意差はなかったが, RWが最も勝れ; RNとNWがそれに次ぎ, NrWが最も劣る傾向がみられた。 学習の型をみると, 精神薄弱児では, 学習は後期に進む型であり, 正常児は全期にわたって直線的に進む型であった。学習の型を言語強化群別にみると, 精神薄弱児と正常児では上記にのべたようなずれはあるが, 有意に RWとRN系が勝れ, NW系が劣ることが示された。 消去過程の誤反応率 (習得時の正刺激を選んだ時を正反応として) は, RWとNW系条件下では両被験者群ともほとんど零であった。RN系の誤反応率では正常児の方が精神薄弱児より高かった。両被験者群をこみにして, RNwとRNの誤反応率の間に有意差はなかったが, RNwの誤反応率は消去4・5・6から7・8・9ブロックの間に有意に減少し, RNは全体に試行とともに増加する傾向を示した。これらの消去過程の結果は, われわれが2 選択弁別学習の結果から導き出したNの特性に関する仮設, すなわち1) Nは本来正の強化物である, 2) Nは学習とともに対にされた言語強化と反対の強化値を獲得する, 3) 精神薄弱児は正常児よりもNが負の強化値を獲得することが一層困難である, という3つの仮設を支持するものであった。 しかしこのようなNに関する仮設では, 上記の言語強化群間の差を説明することができないため, 正反応と誤反応の出現率の違いと, RとWの情報量の違いが論じられた。そして選択肢がっ3つ以上の学習の場合, Nはほとんど無視され, そして言語強化の組合わせ効果の違いは, RとWの情報量の違い, 情報量が等しい場合にかぎり正反応と誤反応の出現率の違い, によって説明できることが考察された。

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