本研究では, 1・2~6才児および大学生を対象として, 課題解決場面における手の活動の年齢的変化の実態を, VTRでとらえた手の活動の軌跡を分析することによって, 明らかにしようと試みた。 分析結果は, 次のことを示唆するものであった。 (1) 不活発→活動的探索→視覚的探索→即時的解決への発達的変化が生じる。 (2) 活動的探索から視覚的探索への移行は課題により多少異なるけれども, ここでは, 3~4才児間に行なわれると考えられる。