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文章基本信息

  • 标题:大学選好の構造とその発達
  • 作者:塗師 斌 ; 撫尾 知信
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1974
  • 卷号:22
  • 期号:4
  • 页码:216-226
  • DOI:10.5926/jjep1953.22.4_216
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    大学の選択が適切になされるためには, 大学を選択する者が各大学について的確な評価をしていることが必要であるが, 実際にどのような評価を行なっているかは明らかでない。 本研究はこれをさぐる糸口として, 中1から高2までの生徒が各大学に対してどのような評価を行ない, またそれが学年によってどのように異なっているかを, 大学選好の構造という側面から明らかにしようとした。 まず各大学に対する評価がどのようになされているのかを明らかにするため, 高2について評定傾向の影響を取り除いた残差相関行列を算出し, 主因子解をもとめバリマックス回転を行った。その結果, 顕著な8因子に対応する次のような大学群が得られた。それらは, 教員養成大学群, 私立大学A群, 旧制帝国大学群, 私立大学B 群, 工科系大学群, 新制国立総合大学群, 医科大学群, 外国語大学群である。 次に, それが学年によってどのように異なっているかをみるために, 高2の因子負荷行列を含む囮行列を標的行列とし, 中1から高1までの各学年の相関行列の主因子解を初期行列とする囮方式不完全プロクラステス法を行なった。その結果, いずれの学年においても高2の因子構造に非常によく類似した因子構造が得られ, その類似性の指標の値は0.127 (中1) から0.098 (高1) の範囲という小さな値であった。そしてその値を学年別に比較すると, 学年が高2に近くなればなるほど, 高2の因子構造との類似性がより大きくなる傾向を示していた。 さらに, プロクラステス法の方法論的検討のため各種の適用法が比較されたが, まず囮方式不完全プロクラステス法について, 初期行列としてもとの相関行列の主因子解を用いる場合と, 評定傾向の影響を取り除いた残差相関行列の主因子解を用いる場合とを比較したところ両者に差はなかった。また, 完全プロクラステス法と囮方式不完全プロクラステス法とを比較したところ, 前者より後者の方が仮説行列との類似性が高かった。しかも囮方式不完全プロクラステス法の場合, 9因子の囮行列を用いるより10因子の囮行列を用いた方が仮説行列との類似性が高かった。そして, どうしてこのような結果になるのかということに関して理論的吟味がなされた。

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