予備的研究ではあるが, ある6か月児の操作的探索行動において次のことが示唆された。 (1) 探索行動の誘発に新奇性が大きな効果を持つこと。 (2) その効果が一時的であること。 (3) 6か月児においても, なじみの刺激と新奇な刺激に対し, 操作的弁別がなされていること。 (4) 探索の内容は, 注視→手探り→口に入れるという一定した順序から開始されること。