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文章基本信息

  • 标题:抽象検査と識別検査による幼児の概念
  • 作者:杉村 健 ; 寺尾 容子
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1975
  • 卷号:23
  • 期号:2
  • 页码:97-103
  • DOI:10.5926/jjep1953.23.2_97
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    本研究の目的は, 4才児と6才児における上位概念と下位概念の形成を, 抽象検査と識別検査を用いて査定することであった。 上位概念としては“動物”と“食べ物”を用い, 下位概念としては“鳥”と“虫”, および“果物”と“野菜”を用いた。上位概念と下位概念のそれぞれについて, 抽象検査と識別検査を作った。抽象検査では, 個々の事例からそれらに共通する概念を抽象する能力が査定された。被験者は, 1つの見本事例と同じ概念に属する事例を3つの選択事例の中から選択し, そしてこれら2事例に共通する概念名辞を言うように求められた。この検査の満点は, 正選択16点と正しい言語化16点の合計32点であった。識別検査では, 概念から個々の事例を引き出す能力が査定された。被験者は, 多くの事例を1つずつ示され, それらがある概念に属するか否かを判断するように求められた。この検査の満点は32点であった。 主な結果は次のとおりであった。(1)全体的にみると, 識別検査の成績は抽象検査よりも良い。(2)上位概念と下位概念の成績には有意差がない。(3)抽象検査の年齢差は識別検査よりもかなり大きい。(4)抽象検査では下位概念の成績の方が良く, 識別検査では上位概念の方が良い。(5)抽象検査における概念名辞の言語化は, 4才児ではほとんど不可能である。(6)識別検査は, 4才児は6才児に比べて, 下位概念を限定しやすく, 上位概念を拡大する傾向がある。

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