首页    期刊浏览 2024年07月09日 星期二
登录注册

文章基本信息

  • 标题:文字の読み学習に及ぼす弁別訓練の促進効果
  • 作者:杉村 健 ; 久保 光雄
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1975
  • 卷号:23
  • 期号:4
  • 页码:213-219
  • DOI:10.5926/jjep1953.23.4_213
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    文字の読みを学習する際に, 少なくとも2つの過程が存在する。すなわち, 文字の形態的特徴を区別する学習 (知覚的弁別学習) と文字に読みの音を結びつける学習 (連合学習) である。本研究では, 知覚的弁別学習の過程に焦点をあてた2つの実験を報告した。実験Iでは, 文字様図形と片仮名文字の弁別能力, および片仮名文字の読み学習の速さの相互関係を調べ, 実験IIは片仮名文字の読み学習に及ぼす図形と文字の弁別訓練の効果を検討するために計画された。 実験I被験者は平均年齢4才9か月の保育児で, 実験に用いる文字が1つも読めない者であった。図形弁別課題と文字弁別課題について, それぞれ図形4個と文字4個からなる4セットずつを作った。各セジトで4刺激のうちの1つを白い厚紙の上部中央に, 4つの刺激を下部に並べて貼りつけた。図形と文字のセットを混合した系列で, これら32枚のカードを1枚ずつ呈示し, 上部の刺激と同じものを下部の4刺激の中から指摘させた。被験者の反応に対して正誤の情報を与えなかった。文字の読み課題は4つの2文字単語からなり, 学習試行ではこれらの単語を1つずつ呈示し, 実験者が文字を読みあげたあとで, 被験者に模倣させた。テスト試行では, 実験者による文字の読みをともなわずに文字を示し, 被験者に読ませた。このような学習2試行とテスト1試行を交互に7回くり返した。課題間の相関係数はすべて有意であり, この結果は, 図形や文字を弁別する能力と文字の読み学習の間に有意な関係があることを示唆している。図形, 文字ともに, セット1の刺激はセット4の刺激よりも弁別容易であった。 実験II被験者は平均年齢5才3か月の保育園児で, 実験に用いる文字が1つも読めない者であった。文字セット1, 文字セット4, および図形セット4を弁別課題として用い, 被験者の選択に対して“あたり”,“はずれ”という情報を与えて弁別訓練を行った。連続8回正反応の基準に達した後, 文字セット4 (シ, ソ, ツ, ン) の文字を1つずつ呈示して, 読みの学習を行った。その手続は実験Iとほぼ同じであった。文字セット1の弁別は残りの2セットよりも速く学習され, 後の2セット間には有意差がなかった。この結果は, 刺激間の弁別困難度と弁別学習の間に正の関係があることを示す。文字の読み学習に及ぼす弁別訓練の促進効果は, 被験者が弁別容易なセットで訓練されたときよりも, 弁別困難なセットで訓練されたときに, 一層顕著であった。図形セット4と文字セット4で, 文字の読み学習に及ぼす効果が同じであったという事実は, 弁別困難な図形の弁別訓練によって, 刺激に注目しそれを弁別するという一般的な構えが形成されたことによると考えられる。

Loading...
联系我们|关于我们|网站声明
国家哲学社会科学文献中心版权所有