Taffel型の言語条件づけ課題を用い, 小学校5年生を被験者にして, 成人モデルと仲間モデルのどちらが有効かを, 代理強化を与える場合と与えない場合について検討した。主な結果は次のとおりである。(1) 仲間モデルは成人モデルよりも有効であった。(2) 代理強化を与えた方がそれを与えない場合よりもモデルの効果は大きかった。(3) 仲間モデルの効果は4か月後においても維持されたが, 成人モデルの効果は維持されなかった。(4) 意識性および模倣の意図性のある者の成績がよかった。