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文章基本信息

  • 标题:視点の変換を促す教師発問の検討
  • 作者:落合 幸子
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1977
  • 卷号:25
  • 期号:4
  • 页码:219-230
  • DOI:10.5926/jjep1953.25.4_219
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    子どもの思考のゆきずまりを打開し, 視点の変換を促すための教師の発問の効果を中学生と大学生を対象に発達的に検討した。進化は何故起ったかという問題において, ゆさぶられる最初の視点は用不用説である。視点変換発問は, 「用不用説は誤りである」という単純否定発問, 「獲得形質は遺伝しない」という否定情報発問, 「突然変異によって進化する」という他の視点発問の3 種類である。 大学生を対象とした実験では, 用不用説の確信度を変えるために用不用説を具体例をあげて説明するか否かの効果を検討している。視点変換発問の効果は, 否定される最初の視点の確信度によって変わると予想されたからである。 結果は次の通りである。 1視点変換発問の受けとめ方単純否定発問は, がっかりした, びっくりしたといった感情的反応をひきおこす。否定情報発問は, 最初の視点の正しさを支持する者と最初の視点を否定する情報を支持する者に2分する働きをもつ。他の視点発問は, 後からだされた他の視点のみについての関心をひきおこす。2つの視点の比較・対立を促すためには, そのための発問が必要である。具体例の有無による視点変換発問の受けとめ方の違いは, 〈単純否定発問群〉のみにみられた。 2生徒の側からの質問の数と内容 中学生, 大学生とも〈単純否定発問群〉がもっとも質問がでない。他の2群は年齢によって効果が異なり, 中学生では〈否定情報発問群〉のほうが質問が多くでて, 大学生では〈他の視点発問群〉のほうが質問がでている。 大学生では, 発問の種類と具体例の有無の条件間に交互作用の傾向があり, 〈単純否定発問群〉のみ具体例無群のほうが質問がでており, 他の2群は具体例有群のほうが質問がでている。〈単純否定発問群〉の具体例無群に質問が多いのは, 正しい説に関する質問と, 用不用説' が正しいのではないかという質問が多いためである。 3もっとも興味のある事柄 〈単純否定発問群〉に年齢差がみられた。中学生ではこの発問によって正しい説への関心が高まり, 大学生では用不用説を否定する証拠に対する関心が高まる。 4葛藤低減情報の把持 用不用説の誤りの個所について差がみられ, 〈他の視点発問群〉がもっとも成績が悪い。〈単純否定発問群〉の具体例無群は具体例有群よりも正しい説に関する成績が良かった。

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