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文章基本信息

  • 标题:児童の文章産出 短作文における文脈形成分析の試み
  • 作者:茂呂 雄二
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1982
  • 卷号:30
  • 期号:1
  • 页码:29-36
  • DOI:10.5926/jjep1953.30.1_29
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    本稿は, 児童の文章産出の機制を, 統括性の実現による文脈形成という観点から検討する1つの方法である, 文脈形成短作文課題と分析方法を提出した。課題は刺激文に自由に連想して1文を続け作文する。分析方法は, この課題で得られた作文ならびに作文と刺激文の関係を, 1-1文字数, 1-2文節数, 1-3命題数 (量的分析), 2-1統括形式, 2-2新出基項数 (統括分析), 3-1概念枠, 3-2時間関係, 3-3接続関係 (意味分析) の8 点から評価するものである。 分析の結果, 以下の諸点が示された。 1. 1文に表現する量は発達的に増大し, より複雑な作文となる。 2. 文間をつなぐ形式は, 省略 (2年) から反復型 (4 年以降) へとかわる。 3. 発達的により展開のある作文となる。 4. 行為連鎖による文脈形成が多用されるが, これが発達的に減少し, 意味的に多様な作文が出現する。 言語使用の問題は, これまで主に理解課題を通して研究されてきたが, 本論は, この問題を産出プロトコルの分析を通して文章産出の側面から補足する方法を示したものといえよう。 今後は, 方法および結果の再現性を検討し, 文脈形成の発達的な変化を明確なものにする。また, 刺激文の特性, 文脈形成の際の課題条件を操作し, 本論では調節的過程と示唆されるに止まった構想・文章化両過程の関係を明示化していく。このような研究により, 国語科または作文の心理に寄与する基礎的資料の収集が可能となろう。

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