首页    期刊浏览 2025年05月23日 星期五
登录注册

文章基本信息

  • 标题:Rigidityに及ぼす社会的人間関係の影響
  • 本地全文:下载
  • 作者:佐藤 静一
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1960
  • 卷号:1
  • 期号:1
  • 页码:75-83
  • DOI:10.11558/jjesp1960.1.75
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    Stevenson, Zigler等は精薄児の硬さに及ぼす社会的人間関係の特異性の影響を重視し, 精薄児が本来施設に収容されているということから社会的孤立化の状態にあるため大人との接触, 承認に強く動機づけられ, 社会的integrityを保持しようとして正常な人間関係にある正常児よりも硬くなるのだということを実験的に主張した。この仮説が一般に妥当なものであるかどうかを彼等の実験をもとにして, 次のような3つの問題観点より検討したのが本論文である。 Stevenson, Zigler等の仮説が妥当なものなら本実験での被験者群, 即ち施設に収容されていて内因性の精薄児群 (施-内因) と家庭から通学している外因性の精薄児群 (家-外因) と正常児群の各グループに対して 1: 「施-内因」だけが, 「支持」の条件において, 「非支持」の条件よりもより多く課題を遂行し, その為共飽和指数は低下するだろう。他の2グループにおいては, 両条件による遂行への影響はないだろう。 2: Stevenson等の仮説が妥当なものであるならば, 一般に飽和実験全体を通して, 「施-内因」が他の2グループよりもより遂行し, 共飽和指数の減少をもたらすだろう。他の2グループ間には差がないであろう。 3: Stevenson等の仮説が妥当なものであるならば, 弁別学習の事態では人間関係による動機づけの要因が介入しないため「家-外因」のみが大脳機構の特殊性のため他の2グループより硬さを示すだろう。しかもこの一貫性は心的側面のごく類似した課題においてはその難易にかかわらず保たれるだろう。 以上3つの観点に対する結果を要約すると, 1. 特殊な人間関係にある「施-内因」は共飽和指数で支持の条件下で非支持の条件下よりも, より減少を示した。 2. 支持の条件下では認められるが, 非支持の条件下では認められない。 3. 「家-外因」は他の2グループよりもより硬さを示し, その一貫性も認められる。だが他の2グループ (正常児と「施-内因」) 間にも有意差が見られる。 問題観点1の結果でStevenson, Zigler等の仮説がかなり認められるが, 問題観点2の非支持条件下の結果と問題観点3の結果に関する限り彼等の仮説は全面的に支持されなく, organismicの違いの考慮と共に, 実験課題ないし心的側面の違いにおいて一貫した硬さが認めがたいこと, 本実験の場合, 単に課題を遂行するような飽和実験の場合には彼等の仮説が認められても, 弁別学習のような切りかえにおいては支持されないようである。

国家哲学社会科学文献中心版权所有