文章基本信息
- 标题:茶葉中の抗酸化成分および抗菌性成分について (第4報)
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- 作者:梶本 五郎 ; 池田 裕二郎 ; 向井 克憲 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1969
- 卷号:22
- 期号:7
- 页码:473-479
- DOI:10.4327/jsnfs1949.22.473
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:お茶として飲用した後の茶殻について, 酸化防止性とその成分について検討を行なった。 1. 茶殻をエーテル, クロロホムル, メタノール, ベンゼンなどの各溶剤で抽出し, 得らたそれぞれの抽出物を大豆油, 鯨油に乾燥物として0.02%になるよう添加して, AOM法で酸化防止性を検討した結果, メタノール抽出物のみ酸化防止性を示した。 2. 茶殻の調製条件と酸化防止性は, 湯水に長く浸漬して調製した茶殻からの抽出物ほど酸化防止性にとむ。 3. メタノール抽出物を活性アルミナ, 炭酸カルシウム, 蔗糖の順に充填したカラムに注入して, 石油ベンジン, ベンゼンの混合液で展開後, 各層に分別吸着したものを再びメタノールにて溶出し, それぞれの酸化防止性をみると蔗糖層抽出物が最も大で, ついで炭酸カルシウム層抽出物, 活性アルミナ層抽出物の順であった。 4. 蔗糖層抽出物の酸化防止性は添加量が多くなるほど大であった。 5. 薄層クロマトグラフィーにて, 蔗糖層抽出物中にカテキン, エピガロカテキン, エピガロカテキンガレートなどを同定した。これらのものはいずれも酸化防止性を示す。 6. 蔗糖層抽出物は, 合成酸化防止剤BHAに比べ熱安定性が高い。