文章基本信息
- 标题:一種の必須アミノ酸欠アミノ酸飼料摂取による白ネズミのトリプトファン代謝 (II)
- 本地全文:下载
- 作者:木村 利三 ; 岡田 貞子 ; 西山 真木子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1969
- 卷号:22
- 期号:8
- 页码:543-547
- DOI:10.4327/jsnfs1949.22.543
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:一種類の必須アミノ酸を欠くアミノ酸混合飼料投与時の代謝変動を検討するために, 本実験ではフェニルアラニン欠, フェニルアラニン・チロシン欠あるいは完全アミノ酸飼料を白ネズミに4日間強制投与し, その間の尿中窒素量, MNA量を求め, 更に第5日第1回目の投与3時間後の肝臓TPase, TKase活性および脂肪量を測定した。また副腎摘出白ネズミにスレオニン欠飼料あるいは完全アミノ酸飼料を投与し, 3時間後の肝臓TPase, TKase活性を測定した。 その結果, フェニルアラニン欠, あるいはフェニルアラニン・チロシン欠飼料投与白ネズミの尿中窒素量, MNA量および肝臓TPase, TKase活性, 脂肪量のいずれも完全アミノ酸飼料投与白ネズミのそれらより高かった。副腎摘出白ネズミへのスレオニン欠飼料投与時の肝臓TPase活性については正常白ネズミの場合と同じ傾向で, 完全アミノ酸飼料投与時よりも上昇した。しかし肝臓TKase活性については完全アミノ酸飼料投与時とスレオニン欠飼料投与時に差がなく, 本実験のような飼料経口投与実験においてもTPase活性の誘導とTKase活性誘導の機構においてKnoxら3) 4) のしめしたような特異性のあることを明らかにした。 そしてこの種の条件下での肝臓TPase活性の変動には, 摂取した飼料よりトリプトファンの利用が直接的に反映するのに対し, 肝臓TKase活性の変動は主にアミノ酸の分解代謝を介するホルモンの影響下にあることをしめした。