文章基本信息
- 标题:米糠粗オリザニンよりえられるβ酸の植物発芽生理活性
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- 作者:須賀 信良 ; 鈴木 隆雄 ; 佐橋 佳一 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1969
- 卷号:22
- 期号:8
- 页码:557-559
- DOI:10.4327/jsnfs1949.22.557
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:1. 脱脂米糠のアルコール抽出物として得られた“粗オリザニン”は水稲種子の発芽に対し高濃度で初期に発芽促進効果がみられ, 生育重増加率も高濃度でみられた。この効果は“粗オリザニン”中にはThiamineが含有されているので, 飯島, 満田らのThiamineが植物の発芽, 生育を促進する既知の効果とβ酸との相乗的なものとも推察される。 2. “粗オリザニン”を酸分解して得られたβ酸は種子発芽時に与えた場合, 低濃度 (10-8~10-7M) で発芽促進効果および生育重増加率の上昇が認められ, 高濃度 (10-2M) では初期に発芽抑制され, 生育重増加率も著しく抑制された。従ってThiamine効果と異なる生体成分の活性と推察される。 3. 緑豆胚軸切片に及ぼすオーキシン効果ではβ酸はオーキシン効果が認められなかった。 4. 以上のことからβ酸は植物種子の発芽初期に与えることにより極めて低濃度で生物活性を現わし, オーキシン効果とも異なるものと推察される発芽促進の結果, 生育重増加が現われたものと考えられる。