文章基本信息
- 标题:食品中のコレステロールの研究
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- 作者:古賀 ゆう子
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1970
- 卷号:23
- 期号:4
- 页码:269-275
- DOI:10.4327/jsnfs1949.23.269
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:わが国の食物摂取状況および都市における食形態の欧米化に伴う動物性食品の摂取率上昇に関連して, 第1報と同様の目的で魚類を除くその他の動物性食品, 即ち甲殻, 頭足類, 貝類, 獣鳥鯨肉類, 乳製品, 鶏卵および加工食品類の6群, 95試料について総コレステロールを測定した。 (1) 総体的には新鮮食品中のコレステロール量で最低値を示すものは卵白AおよびBであり, 鶏 (腿肉の肉部および胸肉), 羊 (腿肉およびヒレ肉), 鯨 (赤肉および尾肉) なども50mg%以下の低い含量であった。次いで甲殻類, プロセスチーズ類, 貝類, 頭足類と順次増加し, イカ類, 肝臓類および鶏卵などは圧倒的に高い値であった。 (2) 甲殻, 頭足類および貝類などの季節性に関しては魚類に比して産卵状態が複雑であること, 出回り期が長いこと, また冷凍水産品の台頭などの理由により, その検討は困難であったが, 大体産卵期における試料の含量は高かった。 (3) 脂油中のコレステロール量については, 概して粗脂肪量が少ない甲殻, 頭足および貝類における含量が特に高いことが特徴的であった。 (4) コレステロール量の少ない食品を選択するには, 獣鳥肉類では適切な部位を知る必要がある。 (5) 乳製品中, 特にマーガリンでは銘柄による格差が大きいので成分表示には注意を要する。