文章基本信息
- 标题:麦茶の香気成分に関する研究 (第8報)
- 本地全文:下载
- 作者:水沼 保之 ; 清水 康夫 ; 松任 茂樹 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1970
- 卷号:23
- 期号:4
- 页码:281-285
- DOI:10.4327/jsnfs1949.23.281
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:麦茶には特徴ある淡い油臭が感ぜられる。この油臭は麦茶の香気成分として関連の深い化合物と思われるのでカセイソーダ可溶部香気をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって再分画を行ない, hexaneで溶離する画分が油臭を含むことがわかったので, この画分をTMS誘導体に導きDC 430を充てん剤とするガスクロマトグラフィーを行ない, 主な成分をトラップを用いて捕集した。 ピーク1の成分をトラップを用いて捕集すると無色の融点62~64℃の結晶を単離した。MS, IRスペクトルおよび混融試験の一致より, palmitic acidと同定した。 ピーク2の成分はMSスペクトルより, 2成分を含むことが推測されたもので, トラップを用いて捕集すると油臭をもつ液体がえられた。この液体をメチルエステル化し, 20%DEGSを充てん剤とするガスクロマトグラフィーを行ない相互に分離せしめ, MSスペクトルより, それぞれoleic acidおよびlinoleic acidと同定した。 これらの高級脂肪酸は大麦の糠層に含まれる脂肪の熱分解によって生成したものと推測され, 麦茶の香気を特徴づける成分と思われる。