雄, 雌幼若ラットを用い, 8週間にわたり正常食と鉄欠乏食を与え, 成長変化とN出納との関係を観察し, さらにCa, MgおよびP出納上の変化を参考までに測定した。 その結果, 鉄欠乏食投与群は雄・雌とも極度な鉄欠乏性貧血を呈した。また飼料摂取量, 体重増加量および飼料効率は鉄欠雄ラットで低下した。N保留量においても鉄欠乏食群で正常食群の約1/2量であった。Ca, MgおよびPの吸収率は鉄欠乏食投与で低下した。