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  • 标题:カンボジアにおける身体障害者支援の現状と課題
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  • 作者:吉崎 基弥 ; 青山 温子 ; 永井 真理
  • 期刊名称:国際保健医療
  • 印刷版ISSN:0917-6543
  • 出版年度:2006
  • 卷号:21
  • 期号:1
  • 页码:43-51
  • DOI:10.11197/jaih.21.43
  • 出版社:JAPAN ASSOCIATION FOR INTERNATIONAL HEALTH
  • 摘要:

    カンボジアでは、20年に及んだ内戦により、多くの人々が、命を落としたり身体障害者となったりしており、内戦終結後10年以上経た現在も、地雷や不発弾の犠牲となる人々がいる。本論文では、復興・開発過程にあるカンボジアにおいて、身体障害者とその支援の状況について、文献・資料、及び現地調査から分析し、今後の課題について検討した。なお、カンボジアでは、障害の分類や統計が不十分であるので、本論文では、身体障害者とは、主に肢体不自由者を意味することとし、身体障害児も含めることとした。 身体障害の原因として、地雷・不発弾による事故、交通事故、労働中の転落事故、感染症等が挙げられる。地雷と不発弾による死傷者数は、1979年~2000年の21年間で50,915人(内死亡者13,686人)にのぼった。最近は地雷の被害は減少しており、かわって交通事故が急増している。 カンボジアでは、まず地雷の被害が注目され、1980年代以降、多くの国際NGOが義肢製作やリハビリテーション等の支援を続けてきた。そのため、地雷による身体障害者への支援は比較的整備されてきたが、それ以外の原因による身体障害者や知的障害、精神障害等への支援は遅れており、実態調査も十分なされていない。障害者支援活動は、現在でも国際NGOを中心に進められており、当事者である障害者とその家族の積極的参加はあまりない。行政はNGOの活動を公認する以上の対応をしておらず、今後、国際NGOが活動規模を削減していく場合の戦略も不明確である。 障害者は、多くの場合、社会的に弱い立場に置かれ、保健医療のみならず教育・生活・就労等複数の側面からの支援を必要とする。他方、支援されるばかりではなく、障害者が自立して社会に貢献できるようにしていくことが、カンボジアの長期開発を進めるためにも重要である。また、障害の予防も重要な視点である。 障害者団体の育成や障害者支援制度の構築を通じて、ニーズを掘り起し、政府と国内NGOが中心となって持続的な支援を行っていくことが必要である。

  • 关键词:身体障害者; カンボジア; 紛争; 地雷; NGO
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