首页    期刊浏览 2025年07月15日 星期二
登录注册

文章基本信息

  • 标题:国際看護倫理に関する統合的文献レビュー
  • 本地全文:下载
  • 作者:鈴木 良美 ; 佐山 理絵
  • 期刊名称:国際保健医療
  • 印刷版ISSN:0917-6543
  • 出版年度:2011
  • 卷号:26
  • 期号:4
  • 页码:263-272
  • DOI:10.11197/jaih.26.263
  • 出版社:JAPAN ASSOCIATION FOR INTERNATIONAL HEALTH
  • 摘要:

    目的 近年、看護職の倫理観・判断力の重要性が増し、日本においても看護専門職としての倫理観や倫理的実践が求められるようになってきた。国際看護においては、例えば日本の看護師が途上国で活動する場合、対象を理解する上で重要となる社会、経済状況や言葉や慣習などの文化といった対象の背景が看護職のそれとは異なることが多く、この特徴が国際看護の倫理的側面に影響を及ぼしていると考えられる。しかしこれまでに、国際的な看護に関連する倫理(以下、国際看護倫理)の文献レビューはみあたらない。そこで本統合的レビューでは、国際看護倫理の文献を、文献の種類、筆頭著者の在住する国、倫理関連の主なトピックスという視点から検討し、国際看護倫理の現状を概括することを目的とした。 方法 本レビューはCooperの統合的レビューの方法論に基づいて行った。Pubmed、CINAHL、医学中央雑誌のデータベースを用いて過去10年間の文献を検索し、目的にみあう文献86件を抽出し、目的にそって1.文献の種類、2.筆頭著者の在住する国、3.倫理関連の主なトピックスという視点から分析した。 結果 1.文献の種類は86件中53件が「資料」であった。 2.筆頭著者の在住する国は米国42件、英国11件、カナダ7件と上位3カ国が英語圏であった。 3.主なトピックスの文献数は、1)各国間の看護倫理として(1)看護職の移住に関する倫理的課題21件、(2)国際看護協力に関連した倫理10件、(3)国家間の看護倫理の比較7件、2)世界規模の看護倫理として、(1)国際的な看護倫理綱領の解説や活用12件、(2)国際的な看護研究における倫理的配慮11件であった。 結論 1.文献の種類は資料が多いことから、国際的な看護倫理の知識が普及し、その重要性が認められつつあるものの、研究は今後の課題であると言えよう。 2.英語圏の著者が多いことから、国際看護倫理を扱う国の地理的な偏りがあることに留意する必要がある。 3.日本では国際看護というと途上国への国際看護協力のイメージが強い印象を受けるものの、本文献レビューでは、看護師の移住に関する倫理的課題などが多かった。国際看護倫理は、扱う事象や求められる状況によって意味が異なるため、どのようなフィールドで、どのような意味で用いられているのかに留意する必要があろう。

  • 关键词:国際; 看護; 倫理; 文献レビュー
国家哲学社会科学文献中心版权所有