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  • 标题:ネパールにおける高齢者と認知症
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  • 作者:伊関 千書 ; 公平 瑠奈 ; 幅崎 麻紀子
  • 期刊名称:国際保健医療
  • 印刷版ISSN:0917-6543
  • 出版年度:2014
  • 卷号:29
  • 期号:2
  • 页码:59-67
  • DOI:10.11197/jaih.29.59
  • 出版社:JAPAN ASSOCIATION FOR INTERNATIONAL HEALTH
  • 摘要:

    背景と目的 認知症は、認知機能や行動の障害によって日常生活の中で困難をきたしている症候群で、患者本人以外による日常生活の困難さの判定を要する。患者を囲む社会が症状をどの程度受容するかにより、相対的に認知症の判断がなされる。高齢者の認知症の捉え方に対する、社会による影響を検討するため、ネパールにおける調査を行った。 方法 ネパールにおいて、①医師または看護師の10名(地方病院で6名、都市部の病院で4名)を対象として、「認知症」の認識についてインタビューを施行した。②地域在住高齢者6名と、認知症が疑われ病院で診療を受けている高齢者3名を対象に、認知機能スクリーニング(Mini-Mental State Examination, MMSE; Hasegawa Dementia Scale Revised, HDS-R)を行い、それぞれの高齢者の家族9名を対象にClinical Dementia Scale (CDR)を施行した。 結果 1.地方の病院の医師または看護師6名のうち3名はDementia(認知症)という言葉を知らなかった。医師または看護師に対して、我々が認知症の概念を紹介した後では、病院患者の中にも地域高齢者の中にも、認知症が疑われる高齢者がいると思うという回答が大半を占めた。認知症患者は病院へ相談に来ると予想した回答は、医師または看護師合計10名のうち5名であった。認知症患者や家族が相談を持ちかけると予想される対象はどこかという質問に対し、地方では祈祷師ではないかという回答があり、都市部では精神科専門病院ではないかとの回答が認められた。2.地域在住高齢者4名における認知機能検査の結果として、MMSEのスコアの平均は16±4.2 (±標準偏差)、HDS-Rのスコアは17±5.0であった。地域在住高齢者の家族から得られたCDRのスコアの平均は0.9であった。認知症が疑われ病院で診療を受けている高齢者3名のうち2名は、CDRが2以上であり認知症と考えられた。地域でも病院においても、高齢者の認知機能が低下していた場合でも、その家族は問題意識をほとんど持っていなかった。 結論 ネパールの医療現場の特に地方においては、認知症に対する認識が乏しかった。ネパールの地域や病院において、高齢者の認知機能検査結果は低スコアの傾向があったが、教育歴の低さ、性差、生活習慣が影響していると考えられた。一方、高齢者家族の回答によるCDRのスコアは、地域在住高齢者では低く、認知症と捉えられた高齢者は少なかった。高齢者の家族を含め、ネパール人は加齢や認知機能の低下に対して楽観的、寛容的で、それを障害と捉えない傾向を示した。

  • 关键词:South Asia; Developing country; Cognitive function; Clinical Dementia Rating (CDR)
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