本研究は,ソフトウェア構築における法律系研究グループと工学系研究グループの連携による課題解決及びその手法の他分野への展開を目的とする.本研究においては,ソフトウェア構築における紛争を解決するためのソフトウェアタグとは何かについて探索するため,法律系研究グループを創設した.法律系研究グループは,法律家の観点から課題解決に協力を行った.具体的には,判決を分析し課題を抽出し,その課題を工学系研究グループと議論することによって,課題の解決に成功したので,その事例を報告する.また,その分析を通し,法律系研究グループと工学系研究グループの連携手法の他分野への適用性について論ずる.