マルチエージェントシステムを設計するためのプログラミング言語MRL (Multiagent Robot Language)を提案する.MRLは並列論理プログラミングを発展させたもので,エージェント間の交渉を容易に実現するストリーム通信機能を内蔵している.これまでのマルチエージェント言語と違って,操作的意味論が定義されており,マルチエージェントシステムに必要とされる様々な概念を統一した枠組みで実現している.複数のロボットを協調動作させる例を取り上げ,MRLの特徴を具体的に明らかにする.