さきがけの面接は2000年7月下旬の暑い日であり,今も鮮明に覚えている.そのときの研究計画の内容もさることながら,理論と実践の溝を埋めたい,という願いを片山研究総括には期待して頂いたように思う.3年たって正直まだとても十分に応えられず忸怩たるものがあるが,一部については燭光が見えてきた.まだ数年たたないと実証できるかどうかはわからないが,この3年間のさきがけの研究の経過についてここで簡単に報告したい.