セマンティックWebのバックボーンとして位置づけられるオントロジーは,知識ベース構築のプリミティブとしての意義を継承しつつも,Webの特徴である拡張性や分散性に対応するための新しい特徴を併せ持つ.本稿では,オントロジー記述言語OWLの特徴を要約すると共に,ソフトウェア工学の新しい潮流であるWebサービスを高度化する視点からOWLの記述能力についても言及する.