ネットワークなどの外部デバイスを使用するプログラムでは,常に物理的な異常が発生する可能性があり,異常時に備えた復旧などの例外処理が定義される.しかし物理的な異常時の処理は非同期に発生し再現性に欠けるため,開発時におけるユニットテストが難しい.本研究では外部デバイス異常の例外処理のテストをテストケースとして記述可能とした.開発者はテストケース中で異常の種類,再現性を確保するため異常発生のタイミングを指定することで,指定した外部デバイス異常時のテストケースを,既存の正常時のテストケースと同様にテスティングフレームワークであるJUnit上で実行可能である.