本論文では,我々はソフトウェアプロジェクトを混乱プロジェクトに陥れるリスク要因の特定を目指す.まず最初に相関ルールマイニングを実際のソフトウェア開発の現場から集めた質問データに適用する.その結果,リスク要因に関するいくつかの特徴的なルールを抽出した.次に,抽出できたルールの有用性を評価するためにロジスティック回帰分析で抽出されたリスク要因との比較を行った.比較の結果,抽出したルールとそのルールから導き出せるリスク要因が混乱プロジェクトの特定に有用であることを確認した.