ウェブアプリケーションの普及にともない,その開発効率を高める手段としてウェブアプリケーションフレームワークが利用されている.本解説論文は,フレームワークを利用するにあたって,利用によるメリットと同時にもたらされる課題について述べるものである.実際の開発プロジェクトのデータを用いて,これらの課題が設計と実装の間のギャップとして現れていることを具体的に示す.