本稿は,実証的アプローチに関するチュートリアルシリーズの一部として,ソフトウェアメトリクスの研究・実務における応用,特に研究成果の評価や組織におけるプロセス改善の評価での利用方法を中心に述べる.具体的には,評価目標に対してメトリクスを対応させるための枠組みの1つであるGQMパラダイム,評価対象のコンテキスト,著者等が過去に行った評価事例について紹介する.