DurandとSénizergues(2007)によってボトムアップ線形項書き換えシステムの到達可能性が決定可能であることが示されている.本論文では,ボトムアップ書き換えをボトムアップ最内書き換えに変更したボトムアップ最内システムのクラスを提案し,ボトムアップ最内左線形項書き換えシステムの最内到達可能性が決定可能であることを示す.また,ボトムアップ最内システムを制限した強 k ボトムアップ最内システムを提案し,左線形項書き換えシステムが強 k ボトムアップ最内システムか否かが決定可能であることを証明する.