紫外吸収検出器付きHPLCを用いたシクロスルファムロン分析法について検討した. 農産物中のシクロスルファムロンはアセトンで抽出し, 酢酸エチル- n -ヘキサン等量混液に転溶した. 酢酸エチル- n -ヘキサン層を減圧留去後, 残留物をアセトン- n -ヘキサン (1 : 19) 混液に溶解し, ACCUCATカートリッジカラムで精製した. シクロスルファムロンは, UV検出器 (波長260nm) を装着したHPLCにより精度良く測定できた. 0.10μg/g添加時における回収率はほぼ80%以上, 標準偏差はおおむね10未満であり, 検出限界は0.01μg/gであった.