各種食品中のビスフェノールAをアセトンで抽出,クリーンアップ後,ヘプタフルオロ酪酸で誘導体化し,GC/MS (SIM)で定量する汎用性のある分析法を確立し,加工食品,生鮮食品など95検体の実態調査を行った.その結果,缶詰,生鮮魚介類,肉類,コンビニ弁当からそれぞれ痕跡量~602 ng/g, 痕跡量~6 ng/g, 痕跡量~2 ng/g及び痕跡量のビスフェノールAが検出された.一方,乳製品,野菜,果実,精白米からは検出されなかった.