玄米中に残留する10種のスルホニル尿素系除草剤(アジムスルフロン,イマゾスルフロン,エトキシスルフロン,クロリムロンエチル,クロルスルフロン,トリベヌロンメチル,ピラゾスルフロンエチル,フラザスルフロン,ベンスルフロンメチル及びメトスルフロンメチル)のスクリーニング分析法をダイオードアレイ検出器付LCで検討した.米抽出液をグラファイトカーボンカートリッジで3分画した後,LC分析を行い,除草剤相互及び妨害成分との分離を良好にした.米試料に0.05及び0.2 μg/g添加した10種の除草剤の回収率は 46.6~119.6%,変動係数は3.1~12.6% であった.定量限界は0.01~0.02 μg/gであった.