残留農薬分析時にキウイフルーツからGCクロマトグラム上で高頻度に検出される未知ピークをGC/MSで同定したところ,可塑剤や難燃剤として使用されているリン酸ジフェニル2-エチルヘキシル(DPEHP)であることを確認した.キウイフルーツ中のその含有量を調査したところ,15検体中10検体より 0.02~0.14 μg/g 検出された.その検出原因を調査したところ,ポリエチレンテレフタレート(PET)製梱包容器の印刷部分から移行したことが示唆された.