安全性未審査の遺伝子組換えトウモロコシCBH351の検知法において,DNA回収が困難なトウモロコシ加工食品からのイオン交換樹脂タイプキットを用いたDNA抽出精製法を検討した.コーンフレークおよびジャンボコーンについては,粉砕試料4 gを採取し,KNG-Gtip法を用いてDNAの抽出精製を行うことにより,現行法である厚生労働省通知法またはJAS分析試験ハンドブック法に比べDNA試料原液の濃度は増大し, Zein 遺伝子の検出率も向上した.