強壮効果を謳った「いわゆる健康食品」からヒドロキシホモシルデナフィルおよびアミノタダラフィルとともにタダラフィル類縁物質が検出された。タダラフィル類縁物質は分取TLCで単離精製し,HPLC, LC-ESI-MS, FT-ICR-MS, およびNMRを用いて構造解析を行った。その結果,本物質はmethyl-1-(1,3-benzodioxol-5-yl)-2-(chloroacetyl)-2,3,4,9-tetrahydro-1 H -pyrido[3,4- b ]indole-3-carboxylateと判明した。本物質は「いわゆる健康食品」からは初めて検出された。