ガラス製,陶磁器製またはホウロウ引きの器具・容器包装,ならびに金属缶のカドミウム(Cd)および鉛(Pb)溶出試験における各測定法の性能を評価するため,試験室間共同試験を行った.当試験には17機関が参加し,濃度非明示の8濃度16検体についてフレーム方式原子吸光光度法(AAS),電気加熱方式原子吸光光度法(GF-AAS),誘導結合プラズマ発光強度測定法(ICP-OES)および誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)によりCdおよびPbの定量を行った.その結果,AAS,ICP-OESおよびICP-MS(内標法)では真度が93~105%,併行精度(RSDr)が0.7~8.4%,室間再現精度(RSDr)が2.6~19.3%であり,規格試験法として十分な性能を有していることが判明した.一方,GF-AASではいくつかの結果でRSDrが10%を超えており,適切な精度管理が必要であった.