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文章基本信息

  • 标题:佐渡島の完新世段丘と地殻変動
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  • 作者:田村 明子
  • 期刊名称:地理学評論 Series A
  • 印刷版ISSN:1883-4388
  • 电子版ISSN:2185-1751
  • 出版年度:1979
  • 卷号:52
  • 期号:7
  • 页码:339-355
  • DOI:10.4157/grj.52.339
  • 出版社:The Association of Japanese Geographers
  • 摘要:

    佐渡島の完新世段丘の分布・形態・構成層等の調査と旧汀線高度の測定を行ない,更新世段丘の旧汀線高度と比較して,佐渡島における旧汀線高度に現われた地殻変動を考察した. 完新世段丘は,佐渡島をとりまいてほぼ全域に分布し,一部では2段に分かれる所が認められる.国中低地および羽茂低地の完新世段丘は,数10mを超える厚い海成堆積物からなるのに対し,その他の外洋に面した地域では,基盤岩上に2~4mの段丘堆積物を載せる波食棚状の地形として発達する.完新世段丘の旧汀線高度は,大佐渡で最高8.9m,小佐渡で5.6mであり,北西から南東方向へ傾き,その傾動量は,それぞれ0.06/1,000(103年), 0.02/1,000(103年)である.更新世段丘の旧汀線高度変化は,完新世段丘のそれとよく似ており,とくに大佐渡でその傾向が明瞭に認められる.それらの傾動量は古い段丘面ほど大きく,変位の累積性が認められる.また,更新世段丘の最大隆起速度は,T2面を下末吉面に対比することにより,大佐渡で1.1m/1,000年,小佐渡で0.9m/1,000年となる.この推定値は完新世段丘のそれとほぼ一致する.

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