TV伝送系が帯域制限をされたとき波形ひずみの最小となる特性は二次曲線で与えられることを示し, 実用上はこの特性の上下に保守に必要な振幅および位相の許容偏差を与えることが必要なので, 立ち上り時間とオーバ・シュート量を評価基準として偏差を与えた.ただし, ここで取扱った系はカメラの光学系から受像機の螢光面までであるから, 上記偏差量の合理的な分配が行われることが望ましく, 更に電気系のみを試験するパルスはこの点を考慮したものでなくてはならない.