広角偏向受像管は, 画面の対角径に対する管長が50~60%にまで短縮されたが, 偏平受像管では, これを10~25%にできるところに特色がある.しかし従来の偏平管は多偏向板型のために, 構造的動作的に複雑で, 実用化にもこれが問題となろう.本研究は, 単一偏向板による方式で, これらの簡易化をはかると共に, 偏平化の可能性についての検討を行なったものである.