メガサイクル帯で可変時間の大きい遅延回路を得る目的で, 電気的に定数の変わる回路素子をもった遅延回路を試作したが, 1μs程度以上は困難であった.そこで固定の遅延回路の各点よりカップを取り出し, 電子的切換回路によってこれを選出して, 連続的な遅延制御を行なう新しい型の可変遅延回路を試作し, 1~7Mcで1μsおよび2μsの可変遅延時間が得られた.これは遅延制御直線性もよいものができる.